花粉症
花粉症のくしゃみは発作のように連続して起こり、回数が多いのが特徴です。風邪の場合は長くても1週間程度で治りますが、花粉症の場合はシーズン中続きます。鼻水は水のようにサラサラして風邪のときのように粘り気ある黄色い鼻水にはなりません。鼻づまりやかゆみも強く出ます。
4大症状
① くしゃみ ②鼻水 ③鼻づまり ④目のかゆみ
その他の症状
花粉がのどから気管に入ってしまうと、たんの出ない乾いた咳が続くことがあります。重症の場合のどの痛みや呼吸困難が起こる事もあります。症状が重いと、ボーとして熱っぽい、だるく倦怠感がある、頭が重いといった全身症状をともなう場合があります。
不眠症
不眠症にはさまざまなタイプがあり、症状によって大まかに分類すると
①寝つきが悪い「入眠障害」
②ぐっすり眠れない「熟眠障害」
③夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」
④朝の目覚めが早すぎて睡眠時間が不十分な「早朝覚醒」
⑤寝覚めが悪い「覚醒障害」
と5つのタイプに分けられます。不眠症のタイプにはいろいろありますが、どのタイプの不眠症も自律神経のバランスが崩れている点は同じです。人間が活動し、緊張を持続すべき時間と、リラックスして休息すべき時間の切り替えをすべき時間が出来ない、言い換えれば交感神経と副交感神経が切り替えをすべき時間に切り替えが出来ないから眠れないのです。そして、自律神経のバランスが崩れているということは、自律神経の働きを支配するホルモンのバランスが崩れているのです。
このように考えると、睡眠薬や酒に頼るのは考えものであります。それは薬や酒の力を借りて眠るだけで、相変わらず交感神経と副交感神経の切り替えが出来ない、つまり根本的な解決にはなっていないからです。従って、なるべくバランスよく栄養を摂るようアドバイスすべきなのです。なお、不眠症には、躁鬱病、精神分裂症、神経症などによる二時性の不眠症と、疼痛など身体の症状に付随して起こる不眠症もあります。